池袋モンパルナスに夜が来た

 学生、無頼漢、芸術家が町に出る

  彼女のために、

   神経をつかへ

    あまり太くもなく、細くもない

     ありあはせの神経を――。

               「池袋風景」
小熊秀雄

 池袋から長崎町にかけては、芸術家と称される種族が住んでゐる。それと並行的にダンサー、キネマ俳優など消費的な生活者に、無頼漢、カトリック僧侶など異色的人物を配し、サラリーマン、学生等が氾濫してゐる、地方人の寄り集りであるこの植民地東京の中でも最も人種別においてバラヱテーに富む池袋付近は、従つて東京人の精神的機構を語る材料がタップリある。なかでも神経質をもつて売物とする芸術家の生活において、脳の働きと心臓のチックタックの状態が醸し出す不思議な雰囲気は恰も巴里の芸術街モンパルナスを彷彿させるものがある。 ・・・ 遠く池袋の空が夜の光りを反映して美しく見える頃、画家達はパチリパチリとアトリヱの電灯を消して長崎町から、池袋へ出かけて行く、特別の用事があるわけではなく、ただ遠くの手がさし招くままに、足がふらふらその方向に向いて行くのである。 (小熊秀雄)

           
 池袋モンパルナスとは
 パリのセーヌ左岸、モンパルナス駅からさして遠くないところに、citeシテあるいは colonieコロニ と呼ばれる芸術家の集落がいくつかあったように、ここ池袋でも、停車場から歩いておよそ二十分の範囲の麦畑や大根畑や、葦や芒がおいしげる湿地に、貸アトリエの集落があった。大きいものだけでその数五つ。 (「池袋モンパルナス」 宇佐美承 集英社)
           
 池袋モンパルナスのアーチスト
           
  独自の歩みをみせたアーチスト
  熊谷守一、名井万亀、丸木位里、丸木俊、北川民次、野田英夫、春日部たすく、峰村リツ子、田中佐一郎、小熊秀雄      
 
  前衛的アーチスト
福沢一郎、古沢岩美、靉光、松本竣介、糸園和三郎、寺田政明、井上長三郎、大野五郎、麻生三郎、柿手春三、吉井忠、難波田龍起   
 
  シュールレアリズムアーチスト
小川原脩、真鍋英雄、浜松小源太、和泉美雄、伊藤久三郎、我孫子真人、桑原実、藤田鶴夫、高松甚ニ郎、斎藤長三、中尾彰、鳥居敏文、斎藤求、佐田勝、槫松正利、浜田知明、野見山暁治   
           
  前衛美術会系アーチスト        
  入江比呂、大塚睦、高山良策、山下菊ニ、桂川寛、中村宏
           
 散策コース バルテノン(アトリエ村)

 残念ながらパルテノン(アトリエ村)は現在はありませんし、現存している建物も多くありません。
 マップや資料を見ながら想像力を働かせてパルテノン(アトリエ村)跡を楽しんでください。





























沿
























































 




























































           
 

 地図 「TOKYO TOSHIMA GO’MAP AREA G」 豊島区観光協会

 
 
豊島区観光協会作成の豊島区長崎・千川・千早・高松・要町地区の地図です。


  「デジタルフィールドミュージアム」

 
 「デジタルフィールドミュージアム」の使い方
(これにいろいろな情報やi-modeなどにも連動します。)



 参考資料

  「TOKYO TOSHIMA GO’MAP AREA G −長崎・千川・千早・高松・要町」 豊島区観光協会
  「池袋モンパルナス」  宇佐美承 集英社
  「
アトリエ村の散策−2002/2003」 池袋モンパルナスの会及び尾崎眞人氏(平塚美術館学芸員)

 池袋モンバルナス学


 
池袋モンパルナスの会及び尾崎眞人氏と池袋モナバルナス学をつくりあげたいと思っています。


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